受験資格がない上に仕事のスキルアップが狙える第2種電気工事士の試験に一発合格したい!
けれど範囲が膨大すぎてやる気がなくなるという方に見てほしい記事です。
この記事では私が実践した勉強法と役立つテクニックを紹介していきます。
将来のスキルアップや資格手当による給与アップを目標に頑張って行きましょう!
電気工事士の需要
第二種電気工事士は、住宅や店舗などの建物内で、600ボルト以下の電気設備を取り扱うことができます。例えば、家庭用のコンセントや照明、エアコンの設置や修理などが該当します。
DIYとしては照明器具、スイッチの交換作業などが行えます。「部屋の照明を一新したい!」「スイッチが押しにくいから交換したい!」といった時に便利です。
この資格は年2回の試験があり、受験資格がないので学歴や職歴、年齢に関係なく誰でも受験できます。
近年、電気工事士の需要が高い理由としては、将来性があることです。
電気工事士は独占業務のため、その資格が無ければ業務が行えません。なので電気がない生活が難しい現代社会では必須の資格と言えます。
近年では、生産性の向上が後押しされるため、AIやIoTを活用した電気設備は増加しているため、需要は安定しています。
また、生産性の向上はどの会社でも重要なため電気を扱う幅広い分野で能力が生かせます。例えば工場やビル、自動車メーカー、家電製品設置工事といった多くの分野で必要とされるでしょう。
個人のスキルとしても活用できる
第2種電気工事士は個人のスキルとしても活躍できる力を秘めています。
求人サイトなどでは必須資格欄に電気工事士の取得を後押しする会社や既に持っている人を募集するような求人が記載されています。
個人として活躍できる仕事は、エアコンやスイッチの設置業務などが有名です。
最近では、最高気温が連日更新されるような暑さなのでエアコンの取り付け工事や交換作業は需要が高いと思われます。
また、DIYで古民家の修繕・改造をする際にも資格は必要なため、自分の可能性を広げる意味でも取得するだけの価値があります。
資格勉強の必須アイテム
学科試験
電気工事士の公式サイトにて過去の試験問題が掲載されています。
直近の試験問題を確認するためにパソコン・スマートフォン・タブレットのいずれかが必須です。
私はタブレットをオススメします!
スマートフォンだと画面が小さく、パソコンだと持ち運びが不便なので出先でも問題なく勉強することができます。
また、繰り返し問題を解くためノートでは勿体無いと感じ、適当な用紙の裏紙などを使って試験勉強すると経済的です。
私は、職場で不要な紙の裏面を活用してひたすら過去問を繰り返しました!
実技試験
第2種電気工事士試験対策として最低限必要な器具を紹介します。
実技試験に必要な工具や配線器具、ケーブルなどはホームセンターなどに揃っていますが、探しにいくのが面倒という方はAmazonなどで購入しましょう。
試験対策機材として一式揃った状態で販売されていますのでオススメです。
また、ケーブル類・埋込連用取付枠・ねじなしボックスコネクタ・リングスリーブは足りなくなる場合がありますので少し多めに買っておくと後々に買いに行く手間が省けます。
埋込連用取付枠とリングスリーブは特に消耗するので練習量次第では買い増しがおすすめです!
ケーブルには単芯で使用するものもあるので3芯のケーブルから単身+2芯として利用すると安価に済みます。
ねじなしボックスコネクタは、ねじを締めた後にねじ頭を切断する工程があるため複数回練習するなら多めに買っておきましょう。
埋込連用取付枠は、取り外しを行っているとストッパー部分が壊れてしまうため、3~4枚程度購入しておきましょう。
合格後、ケーブル類は結構余ります。
なので友人が資格取得を考えていればプレゼントしてあげれば双方ありがたいです。
【学科編】勉強法
手順①:過去問に取り組む
引用元:一般社団法人電気技術者試験センターより
- 電気に関する基礎理論
- 配電理論及び配線設計
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
- 電気工事の施工方法
- 一般用電気工作物等の検査方法
- 配線図
- 一般用電気工作物等の保安に関する法
試験範囲は広く、全てを学習していると時間がかかってしまいます。そこで私のオススメの勉強法は過去問を過去5年分ひたすら解くことから始めました。
試験の傾向は毎年同じような構成となっているので試験でどのような問題がどの程度の頻度で出題されるのかを知ることができます。
試験で出題される問題の傾向を知ることができれば、重点的に勉強する範囲が見えてきますので必要な部分の知識を深めていきましょう。
手順②-1:参考書を見ながら答え合わせ
使用部品や法令については参考書と照らし合わせて答え合わせをすると効果的です。
多くの参考書では過去問に出題されていれば赤字や太字書かれているので正しい知識を身に着けることができます。
記号や部品名称など図解されている参考書は理解しやすいので、答えが決まっている問題に関しては参考書から学びましょう!
手順②-2:外部サイトで答え合わせ
学科試験に必ず出題される計算問題ですが、「問題が解けない」「計算過程まで理解したい」といった場合は、外部サイトで確認しましょう!
Youtubeやサイトで問題内容を詳細に解説してくれるので過程を理解したいという方にはオススメです。
【実技編】勉強法
手順①:動画で基本的な部分を学ぶ
各部品への取り付け方法や外し方は動画を通して学ぶことができます。
主に配線の被膜をどこで切るか、スイッチの接続には何mm必要かなどの基本事項を学びます。
動画なので動作を逐一確認しながら作業できる利点があります。
私はAmazonで工具を買った際に冊子が入っていたので電工試験の虎_ホーザンのYoutube動画を見て試験対策を行いました。
解説も丁寧でとてもわかりやすい印象があります。
手順②:13個ある問題を一通り解く
各年に13個の候補問題が出題され、その中の一つが試験本番に出題されます。
試験ではケーブルの長さを間違えただけでアウトになることがあるので最初は慎重に練習しましょう。
練習問題を一巡したら、気軽に練習をしてみましょう。
ちょっとした休憩時間に練習するぐらいの気楽さで練習しましょう。
最初の頃は、ゲームの休憩中に練習したりと気楽に練習を始めました!
何事も継続することが大事ですので、めんどくさいと思わない程度の心持で取り組んでみましょう!
手順③:最終確認
13個の候補問題で「難しかった」と感じた問題を集中的に練習します。
配線の長さなどは試験で変更される可能性もあるので候補問題を暗記するのではなく、仕組みを理解するようにしましょう。
私は、スイッチへの配線はごちゃごちゃしていて難しかったので集中的に練習しました!
写真を撮って暇なときは眺めるようにしていました。
13個の候補問題を練習しつつ、複線図を書いて回路の確認やスイッチ周りの配線を確認するなど、ケアレスミスで不合格にならないよう準備します。
まとめ:どれぐらいの期間が必要?
学科試験の始まる3ヵ月前ぐらいから取り組み始めると余裕をもって対策できると思います。
学科試験と実技試験がありますが1か月ほどの余裕があるのでから学科優先で試験勉強すればよいと思います。
ですが、学科試験の後半では複線図などの配線に関する問題が出題されます。
座学だけでは複線図を理解するのは難しいので、実技試験の練習と並行して学ぶことでより深く理解することが可能です。
実技試験は、一度配線の長さを間違えただけでも不合格になってしまうので何度も練習して慣れておきましょう。
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